オブラートという包材は日本人の発明品

最近ではあまり見かけなくなった「オブラート」という包材は、粉末状の薬を飲むときやお菓子の包材として以前はよく使われていました。もともと澱粉を原料として作られるオブラートは、内容物と一緒に口にいれることができる無害なもので、これが日本人によって考案されたものということを知っている人は少ないかもしれません。海外にも同様な包材はありますが、それは薄焼きのパンを使ったもので「硬質オブラート」と呼ばれ、日本の軟式オブラートとは似て非なるもの、と言っていいかもしれません。硬質オブラートが日本に伝わり、それを見た日本人医師が偶然目にした寒天と澱粉からアイデアを思いつき軟式オブラートにつながったと言われています。しかも、軟式オブラートが博覧会で金賞を受賞したことから一躍その存在が知れわたり一気に海外にも広まっていったという記録が残っているそうです。

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