発達障害とは

 最近はよく発達障害という言葉を耳目にすることが多くなりました。しかしその言葉の意味するところを正確に理解している人は、案外少ないように思います。広義の発達障害とは、精神面に加え、運動面も含めた発達の問題全般を指していますが、メディアで広く使われている「発達障害」に関しては、狭義の発達障害、すなわち、精神面の発達障害を指しているものと考えられます。ここでも精神面に絞って発達障害についてを考えていきたいと思います。
 発達障害は精神的な発達に問題があるため、日常生活に支障が生じている状態を指します。その支障が災いして社会適応が困難なものとなり、本人はもちろんのこと、家族や友人にも精神的、肉体的負担がかかる病気です。ですから社会は発達障害者を支援するべく、この障害に対する理解を深める必要があると私は考えています。まず発達障害には主にどんな障害なのかを紹介致します。一つ目は、「精神遅滞」です。一部は境界領域知能とも呼ばれており、広く「知的障害」という名で知られています。喋る力や言葉の理解力に乏しいため、コミュニケーションに問題が生じます。形象の認識に躓いたり、状況理解が追い付かないなんてこともあります。この障害については社会的な支援が必要であることも理解されやすく、最もよく知られた発達障害の一つではないでしょうか。精神遅滞と診断されるには、まず心理発達テストで評価します。知能指数と呼ばれる専門的な評価数値を基に、35未満であれば重度の精神遅滞、50未満であれば中度の精神遅滞、70未満であれば軽度の精神遅滞と評価されるようです。また、85未満を境界領域知能として区別し、それ以外の明白な精神遅滞との違いから、対応を変えることがあります。境界領域知能と診断された人は、環境次第で何とか自立できると考えられていますが、高い能力を求められる場面ではサポートが必要になります。