究極の包装形態と言っていい「卵パック」

食品包装の中でも壊れやすいものを扱う場合はハードルが高くなることは容易に想像できそうですが、卵のような食品はなおさらと言っていいかもしれません。そんな事情もあって、卵の包装は昔から姿を変えて行われていましたが、プラスチックを使った現代でもその難しさに変わりはありません。ところが、卵は素材が変わっても卵パックと呼ばれるその容器形状は相変わらずと言っていいほど固定されたものになっています。この卵パックの八角形(正確には「八角すい」)という形状がいつだれによって考え出されたものなのか、あの透明な容器でよく繊細な卵が流通にも耐え保護できているのかなど興味は尽きません。聞くところでは、透明にしているのは消費者が中身を確認できるようにするためと言われ、形状の八角すいは力学的に衝撃が内容物に伝わりにくいから、ということから採用されたきっかけのようです。

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